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中野勝旨

常滑焼を「つくる人」「つたえる人」「つかう人」たちのアトリエやお店に訪問。
作品への想いや、常滑の街・人々などについてお話しを伺いました。

#6

アクアリウムを陶器で
斬新なアイデアも形に

中野 勝旨
さん

KATSUSHI NAKANO/伝統工芸士/とこなめ焼協同組合 食器部

*とこなめ焼協同組合
食器部=急須を中心に制作を行う窯元、食器を中心に制作を行う窯元のグループ。
最近ではインテリアものにも力を入れています。

出展日時:10月3日㈯〜11日㈰
出展場所:常滑市陶磁器会館

ゼロからものを作り上げられるやきものは本当に面白いです。自分で完結できるできる仕事ですからやりがいもひとしおです。
職人として急須の仕事もやりますが、人のやっていない新しい事へも意欲的に取り組んでいます。
その一つがこの陶器の水槽です。太鼓型の陶器の水槽はこれまでになく、玄関先やリビングボードなどにちょうどいい持ち運べるコンパクトサイズで作りました。小さな水の風景に陶のやさしい風合いがよく似合っていると思います。

常滑焼まつりでは最近取り上げられることが多くなった急須をぜひ見に来てください。今回は陶磁器会館会場で、名工の蔵出し急須をずらりと並べます。蓋合わせ、注ぎ口の精巧さなど、他産地に真似できない常滑の急須ならではの技を知っていただきたいです。陶器の水槽も展示販売します。

常滑は生まれも育ちも地元の私にとっては、昔からあんまり変わらないように思いますが、茶香炉や焼酎瓶などブームの火付け役になるようなヒット作が生まれているので、静かな中にも革新的な部分も多分にありますね。

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